北朝鮮外務省の報道官は3日、米国のトランプ政権と下院が北朝鮮への制裁を強めていることについて、「朝鮮半島情勢を爆発前夜へ追い込む対決策動だ」と非難した。朝鮮中央通信の質問に答えた。

米下院の外交委員会は先月、北朝鮮をテロ支援国家に再指定するよう政府に促す法案と北朝鮮への制裁を強化する法案などを可決。これに続き財務省も、中国やロシアにある北朝鮮の銀行や貿易会社の代表など11人を新たに制裁対象に追加指定した。

報道官はこれに対し、「わが共和国は、半世紀以上も持続してきた米国の前代未聞の極悪な制裁の中でも、東方の核強国に浮上し、経済建設と人民の生活向上においても目覚しい成果を収めた」として、制裁に屈しない姿勢を強調。

さらに、米国が圧力によって核開発を止められると考えているなら「それより大きな妄想はない」などと述べた。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮外務省の代弁人米国の制裁劇は朝鮮半島の情勢を爆発前夜へ追い込む対決策動

【平壌4月3日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省のスポークスマンは、米国がわれわれに対する制裁・圧迫騒動をまたもや起こしていることに関連して3日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

3月29日、米議会下院外交委員会が「対朝鮮取引関連制裁強化法案」と「北朝鮮テロ支援国指定法案」「北朝鮮の大陸間弾道ロケットを糾弾する決議案」を一日間に通過させたのに続き、31日、米財務省もいわゆる追加制裁リストを発表する劇を演じた。

米議会と財務省のこのような制裁妄動は、米国の侵略的な合同軍事演習によってそうでなくても緊張した朝鮮半島の情勢を爆発前夜へ追い込む対決策動である。

わが共和国に対する体質的な拒否感と敵対感が骨髄に徹している米国の悪質保守勢力の主導の下で演じられた対朝鮮制裁決議採択劇は、米国と決着をつけるというわが軍隊と人民の報復意志だけをいっそう固くしている。

米国があくどく制裁騒動に執着するのは、われわれが社会主義の旗印を下ろさず、自分らの強権と専横に屈していないからである。

わが共和国は、半世紀以上も持続してきた米国の前代未聞の極悪な制裁の中でも、東方の核強国に浮上し、経済建設と人民の生活向上においても目覚しい成果を収めた。

われわれは今後も、自力自強の威力でわれわれの用を足しながら、世界がうらやむ社会主義強国を打ち立て、その威容を全世界に宣揚していくであろう。

米国がいわゆる制裁などで民族の生命であり、国宝であるわれわれの核抑止力を奪うことができると思ったなら、それより大きな妄想はない。

米国が一方的に圧力を加えていた時代は、永遠に過ぎ去った。

米国が大勢の流れを直視できず、われわれの息の根を止めようとあくまでも対決を鼓吹する以上、われわれもそれ相応によろこんで対応してやる。

わが共和国に対する極悪かつ無分別な制裁劇をわれわれがどんな出来事で粉砕するのかを世界は近く見ることになるだろう。---

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