38ノースはまた、今回確認された爆発の跡が、航空機や燃料トラックが爆発した場合にできる楕円形とは異なる形だとしている。また、過去2年間にこの空港を利用したのはMIG-19とMIG-21戦闘機だけで、いずれも爆発の跡が残っているのとは異なる滑走路を利用していることも指摘し、爆発の跡がミサイルのものであったと結論づけている。
一方で、今回事故を起こしたミサイルの種類については不明だとしている。事故が起きた22日から27日までに同地を撮影した民間向け衛星写真は存在していない。
葛麻(カルマ)空港は、一帯の観光開発の一環として、2015年9月に新ターミナルと3500メートルの滑走路を持つ空港として生まれ変わった。軍民共用の空港だが、民間航空機の運用実績はほとんどなく、実質的には軍専用の飛行場とミサイル発射場を兼ねた施設となっている。