咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋も、保衛省の検閲については、各地域の労働党の会議室で幹部を対象に行われた総和の場で「人民の暮らしを豊かにしようとする金正恩氏の意思を反映したもの」という評価がなされたと伝えた。
しかし、この情報筋は「当局は、保衛省幹部の処刑、粛清が金正恩氏の人民愛の表れであるかのように歪曲、宣伝している」とし、一部住民からも「問題は中央のトップ(金正恩氏)にあるのに、なぜ中間にいる幹部を処刑するのか」と不満の声が上がっている。
(参考記事:謎に包まれた北朝鮮「公開処刑」の実態…元執行人が証言「死刑囚は鬼の形相で息絶えた」)今回の検閲と粛清により、暮らし向きが改善すると考える人は皆無であるということだ。