北朝鮮国営の朝鮮中央通信は28日、「朝鮮は世界平和の強力な守護者である」と題した論説を配信。北朝鮮は核武装によって、超大国の専横に立ち向かうことのできる「正義のとりで」となったと主張した。
論説は、北東アジアで緊張が激化する原因は「覇権を握るために重大な軍事的衝突の危険もためらうことなく生じさせる列強にある」と指摘。
また、「自衛のために必須的に保有したわれわれの核は一つの国、一つの民族だけでない地域と世界の平和と安定、繁栄を裏付ける」として、米国主導の国際秩序に対抗していく姿勢を示した。
さらには、「世界の政治舞台で正義と真理、平等と尊重がますます消えて不正義と強権、専横がはびこり、人類が合意して規制した国際関係の最も初歩的な原理、原則が無視されて幾つかの強大国が集まって自国の利害得失に従って結託し、排斥する状況がつくられているのは許容できない」などと主張。
米国以外の国際社会に対しても、「われわれがどのように国際的正義と原則を確立するのかをはっきり見ることになるであろう」と宣言している。
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