北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は28日、米国の保守系議員らが金正恩党委員長を非難していることことを受けて、「無慈悲で悲惨な鉄槌を下す」と威嚇した。朝鮮中央通信の質問に答えた。
報道官は、「テッド・クルーズをはじめとする上院の有象無象の強硬保守人物らがわれわれを『テロ支援国』に再指定する法案を提出しながらわれわれの最高の尊厳に言い掛かりをつけ、22日、上院軍事委員会委員長ジョン・マケインがメディアとのインタビューでわれわれの最高の尊厳を冒とくした」と指摘。
正恩氏を指す「最高の尊厳」という言葉に繰り返し言及しながら、米議員らの言動への反発を露わにし、「われわれの最高の尊厳をけなすことで事実上、宣戦布告同様の挑発をしかけてきた以上、それ相応の対応をする」などと述べた。