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1965年、金正日氏がインドネシアを訪問した際、人民軍護衛局副局長だった彼は機転を利かせて金正日氏を爆弾テロから救ったことで、金日成氏、金正日氏の目に留まり、昇進していった人物だ。

金炳夏氏は、悪名高い「出身成分」を制度化した。国民を「核心」「動揺」「敵対」の階層に分ける事実上の身分制度だ。そして、成分の悪い人、ちょっとした間違いを犯した人を容赦なく粛清した。口を滑らせて政権を批判した人や、金日成氏の顔写真が載っている労働新聞を丸めてタバコを吸った人を逮捕し、この世の地獄と称される収容所へ送った。処刑された労働党や行政機関の幹部は数知れない。

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保衛省に、勤務経験があり2004年に脱北した脱北者は、労働党細胞委員会で同僚だった定州(チョンジュ)市保衛局のチョン・ミョンハク部長が、次のように語っているのを聞いたという。