北朝鮮当局は、以前にもまして国境の警備を強化しているが、先月、国境警備隊の隊員が、中国に行って戻ってきたところを逮捕されたと両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋が伝えてきた。
情報筋によると、逮捕されたのは普天(ポチョン)郡に駐屯する国境警備隊25旅団1大隊の隊員。この隊員は、勤務時間に国境を越えて中国に行き、カネを受け取り戻ってきたところを保衛指導員(秘密警察)に見つかり、逮捕された。
隊員は、旅団の保衛部に連行され、取り調べを受けたが、脱北を幇助する脱北ブローカーと、韓国にいる脱北者の送金を、中国国内の協力者から受け取り、北朝鮮に残る家族に届ける送金ブローカーを行ってきたことがわかっている。