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北朝鮮では故金日成主席の生誕100年を記念した大恩赦が同年1月から行われ、数千人の収監者が釈放されたとされる。4局はアジア・太平洋地域を管轄し、マレーシア、ベトナム、日本などが対象に含まれる。

とはいえ「恩赦だけならまだしも、元の職場に復帰するとは異例中の異例」と韓氏は指摘しながら、「おそらくこの時に、当局と本人の間で何らかの取引があったものと思われる」と推測する。

「『思想犯』というレッテルを貼られ、将来出世の道を閉ざされたはずのリ容疑者に復権の『エサ』をぶら下げ、金正男暗殺グループへの加入を促したのではないか」というのだ。

そう考える根拠のひとつとして韓氏は、ベトナム大使館にいる貿易省惨事・徐某氏(50代男性)の存在を挙げた。