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市場が拡大するにつれ、運ぶ荷物は増える一方だ。しかし、気軽に自動車は使えない。所有している人も限られており、ガソリンも不足気味で、ガソリン価格も決して安くない。

アジアプレスの資料によると、今年2月末、咸鏡北道の市場でのガソリン価格は、1リットル6000北朝鮮ウォン(約78円)。物価水準と比べて非常に高い。こうしたなか、荷車が脚光を浴びているというわけだ。

かつては種銭を持たない人がやっていたこの荷車引きだが、今ではそう簡単に始められるわけではない。荷車を購入した上で、地域の運送事業所で登録を行う必要がある。手数料を支払って、ナンバーと運送証を受け取るとようやく営業できようになるが、事業所には毎月30万北朝鮮ウォン(約3900円)の上納金を納めなければならない。