3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」だった。北朝鮮では「国際婦女節」と呼ばれている。
日本の植民地支配から解放され、朝鮮民主主義人民共和国が建国される直前の1946年7月30日、北朝鮮臨時人民委員会は「朝鮮男女平等権法についての法令」を発表した。これには女性の選挙権、被選挙権の保障、強制結婚の反対、離婚の自由、養育費訴訟権の認定、一夫多妻制の否定などの内容が含まれている。
指揮官の「喜び組」
日本が男女雇用機会均等法を定めたのは1985年、韓国が男女雇用平等法を定めたのは1987年であったことと比べると、北朝鮮が法令面で、いかに女性の人権政策を先取りしていたかがわかる。
では、北朝鮮は女性にとって「天国」なのか。実態はまるで違う。