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北朝鮮の金正恩党委員長は今月1日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)に対して「戦闘動員態勢」を発令した。「間近に迫る戦争に備えよ」という意味の動員令だが、一般住民は「どうせいつものこと」と受け止め、緊張感が全く高まっていないと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

両江道(リャンガンド)の情報筋によると、戦闘動員態勢の発令に伴い、労農赤衛軍(民兵組織)の非常招集が3回もあったが、高まったのは緊張感ではなく不満だったという。命令がいつ下されるかわからず、商売や生活のリズムを乱されるからだ。

また、非常招集訓練は通常より1時間早い午前4時から始まったことに対しても不満が大きい。早朝の訓練実施の理由は「米国の偵察衛星の目を避けるため」とのことだ。