菅義偉官房長官は6日午前、北朝鮮が同日午前7時36分頃に平安北道(ピョンアンブクト)東倉里(トンチャンリ)一帯から日本海に向けて発射した飛翔体について緊急会見し、「北朝鮮西岸より4発の弾道ミサイルが発射され、そのうち3発が、わが国の排他的経済水域(EEZ)内に落下したものと見られる。詳細は分析中だ」と述べた。
菅官房長官は「わが国の安全保障に対する重大な脅威だ」としながら、「わが国としては、このような北朝鮮によるたび重なる挑発行為を断じて容認できず、北朝鮮に対し、厳重に抗議を行うとともに、最も強い表現で非難をした」と述べた。
一方、安倍晋三総理大臣は午前9時前、首相官邸で記者団に対して、「北朝鮮に対し厳しく抗議を行った。今回の弾道ミサイル発射は、北朝鮮が新たな脅威となったことを明確に示すものだ」と述べた。