北朝鮮の植樹節は元々4月6日だった。金日成氏が1947年のこの日に、平壌郊外にある紋繍峰(ムンスボン)に木を植えるように指示を出したことに由来する。
しかし、金正日政権時代の1999年に、突然3月2日に変えられる。1946年のこの日に、金日成氏は、金正淑(キム・ジョンスク)夫人とまだ幼子だった金正日氏を連れて平壌の牡丹峰(モランボン)に登り、「山と野に木を植えることについて」という指示を出したことに由来する。
つまり、金正日氏は自分が登場する方のエピソードを持ち出し、自らの権威付けをするために、気候条件を全く無視して植樹節を1ヶ月も早めたのだ。