咸鏡北道の穏城(オンソン)に住んでいた18歳の女子高生ら3人が脱北に失敗し、逮捕されて北朝鮮に強制送還されたことについて、「敵の誘いに騙された人々が再び祖国の懐に抱かれた」としているのだ。
中朝国境地帯では、北朝鮮女性の人身売買被害が多発している。
(参考記事:中国で「アダルトビデオチャット」を強いられる脱北女性たち)そして、たとえそのようにして中国へ渡った女性たちであっても、現地で逮捕されて強制送還されれば、性的暴行を含む凄惨な虐待を受けるのが当たり前になっている。
(参考記事:刑務所の幹部に強姦され、中絶手術を受けさせられた北朝鮮女性の証言)しかし、件の女子高生については何らかの寛大な措置が取られ、それを「最高指導者(金正恩氏)の人民愛だ」として宣伝しているわけだ。