北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件を受け、金正恩党委員長の叔父でチェコ駐在の北朝鮮大使である金平日(キム・ピョンイル)氏が次の殺害ターゲットではないかとの報道が飛び交っている。
その背景には、金正日総書記の弟である金平日氏が、亡命政府の首班に担ぎ上げられる可能性を全く否定できないことがある。彼の安全を巡り、チェコ政府が対応に苦慮しているというのだ。
韓国の東亜日報によると、ある外交関係者は、マレーシア政府が金正男氏殺害事件の対応に苦慮しているのを見たチェコ政府が、金平日氏の安全に相当神経を尖らせており、韓国の情報機関が金平日氏の動向について詳しく情報収集を行っていると語った。