ハンソル氏らの家族がどのような資格で中国に滞在しているかは詳らかではないが、彼らの所持している旅券は、まず間違いなく北朝鮮のものだろう。北朝鮮には人権の概念すらろくに存在せず、権力者が国民に対してやりたい放題なのは今さら言及するまでもないことだ。
(参考記事:脱北女性、北朝鮮軍隊内の性的暴力を暴露「人権侵害と気づかない」)母親似の美人
北朝鮮当局にとって、ありもしない理由をねつ造してハンソル氏らの旅券を無効化するなど、造作もないことなのだ。旅券返納命令を出せば、中国にいることも、マレーシアなど外国にいくこともできなくなる。