北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、同国が12日に行った地対地中・長距離戦略弾道ミサイル「北極星2」型の試射に対して、日本が言い掛かりをつけていると非難する論評を配信した。

論評は、「(日本政府は)迎撃態勢を強化するために新しい装備品導入に対する検討を早めて具体的な対策案を作成し、次期の中期防衛力整備計画(2019年度-2023年度)に反映することを明らかにした」と指摘。

また、「われわれの戦略弾道ミサイル『北極星2』型の試射以後、騒がしい日本の動きはわれわれのミサイル発射を口実にして自国の海外侵略野望を覆い隠そうとする愚かな試みとして、国際社会の嘲笑を買っている」と主張した。

さらに、「現安倍政権に至って日本の軍事大国化、海外侵略野望は絶頂に達した。『自衛隊』の武装装備の規模が世界的な軍事強国の水準に追いついている」と述べた。

そのうえで、「再侵略策動の第1の対象は、ほかならぬわが国である。米国の対朝鮮敵視政策に積極的に便乗して、日本列島の全土を米国の大陸侵略の前哨基地に任せてでもアジア盟主の地位をなんとしても占めようとするのがまさに、日本の打算である」と強調した。

朝鮮中央通信の報道全文は次の通り。

日本の軽挙妄動を傍観しているのではない 朝鮮中央通信社論評

【平壌2月25日発朝鮮中央通信】日本がわれわれの戦略弾道ミサイル「北極星2」型の試射に言い掛かりをつけて、迎撃訓練だの、新しい装備導入だのとして笑止千万に振る舞っている。

政府は、迎撃態勢を強化するために新しい装備品導入に対する検討を早めて具体的な対策案を作成し、次期の中期防衛力整備計画(2019年度―2023年度)に反映することを明らかにした。

これに従って、防衛省は近く統合機動防衛力構築委員会で新しい装備品の導入に対する検討に着手するという。

一方、防衛省の海上幕僚監部は米海軍第7艦隊と共にわれわれの弾道ミサイル脅威に対処した発射警戒態勢と迎撃能力を向上させることに目的を置いた模擬訓練を行うと発表した。

われわれの戦略弾道ミサイル「北極星2」型の試射以後、騒がしい日本の動きはわれわれのミサイル発射を口実にして自国の海外侵略野望を覆い隠そうとする愚かな試みとして、国際社会の嘲(ちょう)笑を買っている。

敗北以降こんにちまで、日本の海外侵略野望は衰えたことがない。

経済力に相応する軍事力の保有という名分の下、毎年軍費支出を系統的に増やして世界的に軍費成長のテンポが最も速い国となった。

昨年末、「毎日新聞」は政府が2017会計年度予算で5兆1000億円を軍費に割り当てることにしたと伝えた。

現安倍政権に至って日本の軍事大国化、海外侵略野望は絶頂に達した。

「自衛隊」の武装装備の規模が世界的な軍事強国の水準に追いついている。

任意の時刻に決心さえすれば核兵器を製造できる能力も備え、その運搬手段まで完成した。

「自衛隊」の作戦領域において地理的制限は完全になくなった。

改正された「日米防衛協力指針(ガイドライン)」によって、日本「自衛隊」の活動範囲が全世界へと拡大された。

「自衛隊」は、攻撃型の侵略武力に完全に転換した。

再侵略策動の第1の対象は、ほかならぬわが国である。

米国の対朝鮮敵視政策に積極的に便乗して、日本列島の全土を米国の大陸侵略の前哨基地に任せてでもアジア盟主の地位をなんとしても占めようとするのがまさに、日本の打算である。

日本の反動層は、誤算してはいけない。

こんにちのアジアは過去のアジアではなく、受難の大地として日本の軍靴に踏みにじられていたわが国はこんにち、アジアの核強国としての堂々たる地位を占めた。

北東アジアをはじめとする世界は決して、日本の海外侵略策動をただ傍観しているのではない。

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