中国の商務省は20日、北朝鮮産の石炭の輸入を全面的に停止する措置を取った。昨年11月30日に国連安保理で採択された対北朝鮮制裁決議2321号に基づく措置だが、一部の港では輸入が続いている。また、中朝両国の業者は、制裁破りのための抜け道を模索している。
中国のデイリーNK内部情報筋によると、輸入停止措置が始まった20日にも、山東省の日照港には、北朝鮮産の石炭を積んだ船が入港。品質検査を終えた後、荷降ろしを行なった。
ところが、23日になって税関当局の取り締まりが強化され、輸入ができなくなってしまった。