情報筋はほかにも、通関書類を偽造したり、他国船籍の貨物船を使ったり、海上で石炭を引き渡したりするなど、様々な手法が使われるだろうと見ている。
一方、中国が制裁発効から昨年末までの期間に北朝鮮から輸入した石炭の量は、規定量の約2倍、金額では約3.5倍に達していたことが明らかになっている。そのせいか、中国は国連安保理への石炭輸入量の報告を遅らせていた。
(関連記事:中国、国連安保理への北朝鮮産石炭輸入量を未報告)また、今回の石炭輸入の停止について、13日にマレーシアで発生した金正男氏殺害事件に対する報復だとの見方があるが、中国人民日報系の環球時報はこれを「憶測」に過ぎないと否定した。