昨年8月の台風10号(ライオンロック)により甚大な被害が発生した北朝鮮に対して、国際社会は物資や資金など様々な援助を提供してきた。ところが、北朝鮮はこれらの援助を、タワーマンションやレジャー施設の建設に流用していると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
両江道(リャンガンド)の情報筋によると、公共施設や住宅の修復、再建には国際社会からの援助が使われたが、それは全体のごく一部に過ぎない。被災者復興住宅に入居した人の中で、物資を受け取れたのは約6割に過ぎず、それもコメ、薪、食用油、ハタハタなど北朝鮮国内の産品だったという。
物資や資金はどこへ行ってしまったのだろうか。