2014年12月に起きた、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士が国境の川を渡り、中国の民家に押し入って、民間人を殺害した事件はデイリーNKでも報じたが、この犯人が自殺していたことが最近になって分かった。韓国の東亜日報が報じた。
(参考記事:脱北兵士が朝鮮族を殺害 緊張高まる中朝国境をレポート)女性の売買も多発
中国・吉林省延辺朝鮮族自治州の和龍市の中心から車で1時間のところにある南坪鎮。幅10メートルの豆満江を渡れば、北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクト)茂山(ムサン)郡だ。町のはずれの工業団地、和龍辺境経済合作区のそばにある吉地村で2014年12月27日、北朝鮮兵士が70代の老夫婦など4人を射殺する事件が起きた。