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現地の情報筋によると、犯人は当初27歳の一般兵士と言われていたが、実際は初級将校だった。事件の翌日に出動した中国人民解放軍と銃撃戦を繰り広げ、腹部を負傷して捕らえられた。病院で手術を受け、一命はとりとめたものの、手術部位を自分の手でかきむしり自殺した。

北朝鮮に強制送還されれば銃殺は免れないと思い、自ら命を絶ったものと思われる。

和龍市公安局辺防大隊は、事件の後に村の民家を借り上げて、兵士6人を駐屯させるなど、警戒を強めている。また、村民に対しては「不法越境者が家に侵入し、金品を要求したら抵抗してはいけない」「不法越境者を通報すれば1人あたり1000元(約1万6000円)の報奨金を支払う」などと書かれた案内文を配布している。

この村を含む中朝国境地帯の中国側では、数年前から、飢えに耐えかねた北朝鮮軍兵士による強盗事件が後を絶たない。