北朝鮮外務省の軍縮・平和研究所は12日、金正日総書記の生誕記念日である光明星節(2月16日)を前にして、正日氏の業績を称える記念報告書を発表。同日、朝鮮中央通信が報じた。
報告書は、「国と民族の運命、世界の平和と安全に対する崇高な使命感を身につけた総書記は、先軍革命路線を確固と堅持し、先軍政治を全面的に施した」と指摘。
また、「総書記は1993年、米国が無謀な戦争演習を行ったことによって朝鮮半島に一触即発の核戦争の危険が生じた時、準戦時状態の宣布と核兵器不拡散条約の脱退という断固たる措置で米国の侵略企図を破綻させた」と主張した。
さらに、「総書記は、核には核で対抗するという戦略的決断を下した」としながら、「2006年10月、初の地下核実験を行い、2009年5月には2次地下核実験を行った。共和国の核保有が持つ抑止効果によって、朝鮮半島での戦争勃発の危険は著しく少なくなるようになった」と述べた。