在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙・朝鮮新報(朝鮮語版)は1月16日、在日本朝鮮人科学技術協会(科協)の黄喆洪(ファン・チョルホン)会長の訃報を伝えた。
科協とは、外事警察が「北朝鮮の核・ミサイル開発を下支えした」(警察関係者)として、朝鮮総連傘下団体の中で最重視している組織だ。その真偽のほどは別としても、いずれにせよ日本政府は昨年2月に決定した独自制裁で、科協所属の科学者5名に対し再入国禁止措置を下している。
そんな組織のトップであった黄氏は、北朝鮮と朝鮮総連にとってみれば祖国の科学技術発展に大きく貢献した人物であったと言えるだろう。