「今後も、人身売買が簡単になくなるとは思えません。最近は、中国からすぐに韓国へやってくる脱北女性が多いので、人身売買が減ったように見えますが、実際にはそうではないのです。昨年、韓国へ来た脱北者から聞いた話では、勉強ができ英語も上手い北朝鮮の女子大生に、中国へ行って勉強をして、おカネも儲けてみてはとそそのかす人があったようです。それも人身売買を目的としたもので、本人にまったくその気はなくとも、騙されて売られてしまうわけです」

つまり、飢えに耐えかねて逃げ出してきた人々を待ち受けるのではなく、意図的にワナを仕掛け、北朝鮮女性を食い物にしている輩がいるというのだ。

(参考記事:17歳で中国人男性に売られ…脱北女性「まだまだ幼い被害者が大勢いる」

中国当局が近年になって、このような人身売買組織の摘発を強めているという情報もある。それはしかし、被害者たちを保護するためではなく、北朝鮮に協力して脱北者を摘発・送還するために行っているものだ。送還されたら、脱北者には生き地獄のような日々が待っている。

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