北朝鮮の労働新聞は10日、「朝鮮中央通信の宇宙征服の道はすなわち革命の道だ」としながら、同国が「人工衛星の打ち上げ」と主張する事実上の長距離弾道ミサイルの発射を正当化する狙いがあると見られる署名入りの論説を掲載。同日、朝鮮中央通信が報じた。
論説は、「われわれの宇宙開発は、第一歩から敵対勢力の軍事的圧迫と経済的封鎖の中で行われた。昨年、わが共和国が地球観測衛星『光明星4』号を成功裏に打ち上げた時も、米国とその追随勢力は常套的な手口通り国連安保理で悪らつな対朝鮮『制裁決議』をつくり上げた」と指摘。
また、「しかし、人工衛星製作および打ち上げ国としてのわれわれの地位は敵対勢力が否定するからといって決して変わらず、宇宙開発事業は誰かが反対するからといって諦める事業ではない。いかなる威嚇や圧力も、われわれの意志と決心を変えることはできなかった」と強調した。