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クウェートはペルシャ湾岸の産油国の中で、北朝鮮が大使館を置いている数少ない国のひとつだ。周辺の国々と同様に、多くの外国人労働者を受け入れており、人口の7割近くが外国人だ。その中には約3000人の北朝鮮労働者も含まれている。

クウェートは、北朝鮮労働者の受け入れを巡り国際社会からの圧力を受けているが、依然として受け入れを続けている。北朝鮮は他のアジア諸国の労働者より賃金が安く、文句も言わずに長時間働いてくれる。彼らは現地で密造酒を製造・販売して逮捕されるなど様々な問題を起こしているが、それでもなお、人口が少なく労働力を渇望するクウェートにとっては非常に魅力的なのだ。

また、この地域で労働者を働かせることは、北朝鮮にとっても都合がいい。賃金の高さはもちろんのこと、労働者の存在を外部から隠しやすいからだ。