とりわけ、呉日晶氏は2015年には金正恩氏の公開活動に動向する回数も増え、崔龍海氏とともに抗日パルチザン第2世代として金正恩体制を支えていくと見られていた。しかし、昨年8月には失脚説が出ていた。
(参考記事:金正恩氏「パルチザン2世」をけん制か…相次ぐ降格)呉三兄弟の解任に関して、韓国政府関係者は「三兄弟は降格とかではなく、現職から完全に退いたと聞いている」とTV朝鮮に語ったという。一人だけならまだしも、三人とも退いたとすらなら極めて不自然であり、なんからの罪に問われて粛清された可能性が高い。金正恩氏が振り回す粛清の刃がついに抗日パルチザンの血筋にも及びつつあるのかもしれない。