市場経済化が進む北朝鮮で、中高生が勉強もそこそこに市場やトンジュ(金主、新興富裕層)が経営する企業で働く動きが拡散しつつあるという。大学生の中には違法な商売で学費を稼ぐ学生もいるという。

背景には、一般庶民がつくりあげた草の根資本主義が国家経済を席巻し、北朝鮮経済がもはや社会主義経済ではなくなりつつあることがある。

女子大生を拷問

90年代後半の大飢饉「苦難の行軍」を境に配給システムが崩壊した北朝鮮では、生計は自分の力で成り立たせることが求められる。国家や党の幹部や、それなりの地位にいる人なら、物資を横流ししたり、ワイロをせびったりして収入を得られる。しかし、地位も財力もない一般庶民は、市場で商売するしかない。