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こうした北朝鮮社会の変化は大人だけでなく、子どもの社会、そして教育現場にも及んでいる。

例えば、北朝鮮は無償教育を謳い、教科書や制服といった学用品は、本来なら無料で支給されることになっている。しかし、実際はすべて市場で購入しなければならない。ちなみに、仮に無償の支給品、例えば、金正恩党委員長の「恩恵」として学校制服が支給されたとしても、子どもたちからは「ダサい。人間の価値が下がる」などと、無慈悲にこき下ろされる。

(参考記事:金正恩センスの制服「ダサ過ぎ、人間の価値下げる」と北朝鮮の高校生

このように北朝鮮社会が大きく変化する中、午前中は学校に行き、お昼には市場に出て、親の代わりに市場での店の番をする子どもたちが増えている。さらに、学校すら市場と化しているという。