保衛省の内部事情に詳しいこの情報筋は、これらの装置は「ドローン」の操縦電波を監視し、妨害する機能を備えている。
恵山機動芸術宣伝隊の建物の屋根は鉄製になっているが、屋根そのものがアンテナになっているとされる。昨年秋、韓国の脱北者団体が恵山上空にドローンを飛ばす事件が発生し、装置を緊急導入したもようだ。
韓国の脱北者団体、自由北韓運動連合のパク・サンハク代表は、昨年11月23日から27日までの夜間に、中国吉林省長白朝鮮族自治県から700メートル離れた、恵山市の金日成氏の銅像と普天堡(ポチョンボ)勝利記念塔まで、ドローン2機を使ってテスト飛行を行なったと明らかにしている。
(関連記事:北朝鮮メディア「脱北者がドローンで銅像を攻撃」と猛非難)