北朝鮮外務省は26日、今年の外交方針を示す報道官(スポークスマン)談話を発表。「核保有国の地位にふさわしい対外関係を発展させていく」との立場を明らかにした。朝鮮中央通信が伝えた。
談話は、友好国との交流を拡大すると述べる一方、「思想と体制が異なるとしてもわれわれの自主権を尊重し、われわれに友好的に接するすべての国と関係を改善」するともしている。
ただ同時に、「不当で不法な反共和国制裁・圧迫騒動をはじめあらゆる強権と専横、二重基準に反対、排撃し、自主的で公正な新しい国際秩序を立て、真の国際的正義を実現する」と宣言。引き続き核兵器開発を進めながら、米国を中心とした既存の国際秩序に挑戦していく姿勢を示した。