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北朝鮮の金正恩党委員長の異例の「自己批判」が北朝鮮全土で面倒なことを引き起こしている。

金正恩氏は今年1月1日、その年の施策方針を示す「新年の辞」で自己批判らしき物言いで殊勝な一面を見せた。これには昨年7月に韓国に亡命したテ・ヨンホ元駐英北朝鮮公使も「北朝鮮に身を置いて生きてきた私も本当に驚く」と述べたという。

処刑前の動画を公開

一方、韓国の情報機関、国家情報院傘下の国家安保戦略研究院は、自己批判の裏には自身が率先して自責しながら、幹部の自己批判を誘導し、大々的な粛清と世代交代を推進していくつもりだという狡猾な狙いが込められていると分析している。

(参考記事:金正恩氏の「反省したフリ」は「大粛清」の予告だった!

そもそも、金正恩氏は幹部に対するほんの小さなミスを許さず、極めて些細な理由で粛清・処刑を行ってきた。