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しかし、斬首作戦が頻繁に囁かれるようになると、護衛司令部が3線体制を無視して身辺警護事業を独占し、国家保衛省との対立が深刻化しているという。

護衛司令部がなぜ警護事業を独占しようとするのかは不明だ。護衛司令部は、北朝鮮で超エリート部隊であり、対象者は朝鮮労働党の組織指導部護衛総局、通称「5課」で選抜される。ちなみに5課は、あの「喜び組」も統括する。それゆえ、北朝鮮で「喜び組」は「5課処女」といわれる。(注=韓国・朝鮮語で「処女」は未婚女性や若い女性の総称)

喜び組という最高指導者のマル秘情報に触れる部隊だけに、最も優遇されていると思われがちな護衛司令部だが、その一方で任務のキツさから人材難に陥っていると囁かれている。

(参考記事:北朝鮮「喜び組」セクションの人材難に悩む金正恩氏

こうした中、護衛司令部は機関の生き残りをかけて、身辺警護事業を独占しようとしているのかもしれない。