韓国国防省の文尚均(ムン・サンギュン)報道官は9日の定例会見で、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射可能性を示唆したことを受けて、KN-08とその改良型KN-14のようなICBMを直接発射する可能性について注意深く検討していると明らかにした。
文氏は、「KN-08やKN-14は移動式発射台からの発射が可能なレベルだと評価している」と説明。「韓国軍は北のどのような挑発にも断固として、強力に対応する」などと述べた。
北朝鮮外務省の報道官は8日、朝鮮中央通信の質問に対し「大陸間弾道ロケット(ICBM)は、任意の時刻、任意の場所で発射されることになるであろう」と述べていた。また、1日には金正恩党委員長が「新年の辞」で、ICBMの発射実験準備は「最終段階にある」と表明している。