北朝鮮の朝鮮中央通信は5日、「米国の直接的な核脅威を恒常的に受けているわが国が核抑止力を強化するのはあまりにも当然である」とする論評を配信した。

論評は、ロシアが「米国の核脅威を制圧すべきだ」と主張したことや、中国の環球時報が「中国はすでに米国の一番目の戦略的ライバルになった」と強調したことを取り上げながら、「これらの主張は、諸国が米国の増大する核脅威と恐喝から国家の自主的発展と平和保障のために戦略核戦力の強化を死活の問題に見なしているということを意味する」と指摘。

さらに、「いわんや、米国の直接的な核脅威を恒常的に受けているわが国が核抑止力を強化するのはあまりにも当然である」と主張した。

また、「戦略核戦力部門で収められた大きな成果はわれわれに米国が強いるいかなる形態の戦争にもすべて対応することのできる威力ある戦略核打撃手段があるということをはっきりと実証した」としながら、「米国の無分別な敵視策動と露骨な核脅威に対応して自衛的核抑止力を保有し、強化してきたのは至極正当である」と強調した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

自衛的核抑止力強化は至極正当だ 朝鮮中央通信社論評

【平壌1月5日発朝鮮中央通信】最近、米国の核脅威に対処した諸国の戦略核戦力強化の動きが本格化している。

旧ろう22日、ロシアのプーチン大統領は戦略核戦力の軍事的潜在力を強化し、特に現存および未来のいかなるミサイル防衛(MD)システムも頼もしく突破できるミサイル攻撃能力を確保して、ロシアに加わっている米国の核脅威を制圧すべきだと主張した。

12月23日、中国の「環球時報」は論評で、中国はすでに米国の一番目の戦略的ライバルになったし、その大部分の圧力は一歩一歩中国に移転しているとし、中国の戦略的核威嚇力が米国の態度を押さえられるほど十分であってこそ状況は改変される、もし、米空母が中国を攻撃する舞台になるなら、必ず撃沈の運命に直面するようにすべきだと強調した。

これらの主張は、諸国が米国の増大する核脅威と恐喝から国家の自主的発展と平和保障のために戦略核戦力の強化を死活の問題に見なしているということを意味する。

こんにち、米国の無分別な核戦力増強と現代化策動によって全地球的な不安定と予測不可能な核戦争の危険が日増しにさらに増大しており、それに対処して核保有国も戦略核戦力の量と質を改善している。

米国は現在、NATOの軍事戦略において核戦力構成要素の役割をさらに強化している。

トルコ、ベルギー、ドイツ、オランダ、イタリアには約200個の米核航空爆弾が展開され、310機の運搬機が戦闘態勢を整えている。

今、ロシアが「3位1体」戦略核戦力システムを更新しているのは大国としての地位を維持し、NATOけん制のための戦略的な実力行使でもある。

モスクワで行われた2016年武力部門事業総括によると、ロシアの各ミサイル部隊で臨戦態勢に入った発射装置は99%に達し、そのうち96%以上が即時発射できるように恒常的に準備されている。

総41機の新型弾道ミサイルが就役することによって、核3大要素の近代的な武装装備水準が60%にまで至った。

2017年にロシアの核ミサイル戦力に近代的兵器で装備された3つの部隊が追加され、空軍は5機の現代化された戦略爆撃機を保障されるという。

中国も、「東風41」など最新戦略核ミサイルの発展に力を入れており、核威嚇力という重大な問題からいささかも退かないという立場を確認した。

このように、広大な領土と多くの人口、大きな経済力を有している国々も、国家発展と安全保障のために自己の核戦力強化を最優先視している。

いわんや、米国の直接的な核脅威を恒常的に受けているわが国が核抑止力を強化するのはあまりにも当然である。

わが国が米国から受ける核脅威の度合いは、周辺の諸大国が受けるものとは比べられないほどおびただしい。

米国は半世紀以上にわたってわれわれに対する核脅威と恐喝を引き続き強行してきただけでなく、政治的・軍事的圧力と制裁圧迫策動を極大化している。

これに対処して最近、われわれの初の水爆実験と異なる攻撃手段の試射、核弾頭爆発実験が成功裏に行われ、大陸間弾道ロケット試射の準備が最終段階に至ったのをはじめ、戦略核戦力部門で収められた大きな成果はわれわれに米国が強いるいかなる形態の戦争にもすべて対応することのできる威力ある戦略核打撃手段があるということをはっきりと実証した。

わが共和国が米国の無分別な敵視策動と露骨な核脅威に対応して自衛的核抑止力を保有し、強化してきたのは至極正当である。

戦略核戦力を建設して自己の安全を守り、力のバランスを維持するのは今後も依然として国々の核心利益になるだろう。

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