昨年の12月29日、北朝鮮の平壌で金正恩党委員長が打ち出している漁業奨励策の成果を発表、賞賛するための、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)第4回水産部門熱誠者会議が開催された。
(関連記事:北朝鮮軍水産部門熱誠者会議、平壌で開催)しかし、北朝鮮当局は「1年のうち300日漁に出よ」などと言った無茶な指示を下している。そしてこのノルマを達成するために、不十分な装備の船で悪天候の中出港することが多く、事故が多発している。
平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋によると、昨年の「漁労戦闘」で300人以上の漁師が行方不明になっている。とりわけ、6月下旬からのイカ漁では200人、11月からのハタハタ漁では100人の漁師が死亡または行方不明になっているとのことだ。