さらに、外交官らはスマートフォンに聯合ニュースのアプリを入れてニュースをチェックしているという
外交活動をするうえでの情報収集は基本であり、言われてみればさもありなんだが、元外交官の口からこのように詳細な事実が明かされる意味は大きい。金正恩氏は、LINEやカカオトークなどのコミュニケーションアプリに対する警戒を強め、「使用している住民を見つけ出し、反逆者として逮捕せよ」という指示を出しているが、こうした実情を反映したものかもしれない。
(参考記事:「LINEを使う人間はスパイ」金正恩体制が宣言)さらに、テ氏は興味深い証言をした。韓国の有力紙に務める脱北者の記者の実名を挙げながら、「記事を読んで涙を流したことは一度や二度ではない」と語った。その記者とは、以前本欄でも紹介した東亜日報のチュ・ソンハ氏だ。