このような横流しの事実が知れ渡った上に、相次ぐ核実験、ミサイル発射の影響で、北朝鮮に送られる食糧支援は減少しつつある。WFPの今年11月の対北朝鮮食糧援助の量は、前月比で20%減少した。
WFPは、このプロジェクトを2018年末まで行う予定で、1億2900万ドル(約150億円)の予算が必要として、世界各国に支援を呼びかけている。しかし、12月28日現在で集まったのは2420万ドル(約28億1400万円)、必要額の19%に過ぎない。
このままでは、来年4月にプロジェクトの中断を余儀なくされるとWFPは訴えている。