北大西洋条約機構(NATO)は15日(現地時間)、特別会議を招集して北朝鮮の核・ミサイル開発を強く非難する北大西洋理事会の声明を採択した。事務総長の名義で非難声明が発表されたことはあるが、理事会名義の非難声明は初めてだという。

これに対して、北朝鮮の朝鮮中央通信は21日、「『北大西洋地域の平和と安全守護を目的』としているというNATOが、いかなる名分もない朝鮮問題に介入してどうのこうのというのは誰が見ても正常ではない」と非難する記事を配信した。

同通信は、「今回の声明劇を通じてNATOが南朝鮮かいらい政権と違いのない米国の一介の操り人形に過ぎず、特にかいらいの請託にも動くほど有名無実な存在だということを自らさらけ出した」と指摘。

また、声明に先立ちNATO事務次長が韓国の外交部第2次官と密談をしたとしながら「名ばかりが国際機構というNATOが史上最大のスキャンダルで最後の息をついている朴槿恵『政権』の片意地に踊らされたのは見ものだと言わざるを得ない」と主張した。

そのうえで、「NATOは、問題の本質も知らず、定見もなしに南朝鮮のかいらいに踊らされて他人についてどうのこうのとせず、国際平和と安全を破壊する道具としての自分の存在を早く終える方がよかろう」と強調した。

自分の境遇を知らないせん越な行為 朝鮮中央通信社論評

【平壌12月21日発朝鮮中央通信】米国の欧州道具であるNATOが、無分別に振舞っている。

去る15日、NATOの決定採択機関である北大西洋理事会はいわゆる「特別会議」を招集し、われわれの自衛的な核戦力強化措置を非難する声明を発表した。

NATOは声明で、「朝鮮の行動は国連安保理の決議をはじめ国際法的義務に対する違反と核拡散防止システムに対する挑戦」だの、「国際平和と安全に対する脅威を増大させている」だの、何のという途方もない主張を並べ立てた。

われわれに対する「追加的な国際的制裁と圧迫」をうんぬんしたかとすれば、朝鮮がすべての核兵器と現存の核および弾道ミサイル開発計画を「完全かつ検証可能であり、不可逆の方式によって廃棄」すべきだと力説した。

「北大西洋地域の平和と安全守護を目的」としているというNATOが、いかなる名分もない朝鮮問題に介入してどうのこうのというのは誰が見ても正常ではない。

ただ明白なのは、今回の声明劇を通じてNATOが南朝鮮かいらい政権と違いのない米国の一介の操り人形に過ぎず、特にかいらいの請託にも動くほど有名無実な存在だということを自らさらけ出したということである。

今回の声明発表に先だってNATO事務次長が南朝鮮かいらい外交部第2次官と密談をしたというが、名ばかりが国際機構というNATOが史上最大のスキャンダルで最後の息をついている朴槿恵「政権」の片意地に踊らされたのは見ものだと言わざるを得ない。

暴露されたように、今まで朴槿恵一味が並べ立てたことは米国上司の誤った主張を受け売りしたことにすぎず、それさえも一介のへぼな巫女の「占い」に従って動いたむなしいことだけである。

先日、南朝鮮かいらい外交部の「北核外交企画団長」という者がソウルで行われた説明会で、欧州も北朝鮮ミサイルの射程に入っており、NATO全体が打撃目標になるという詭(き)弁を並べ立てて正確さいかんを論証しろという記者の質問に答弁できなくて恥だけをかいたのは理由なきことではない。

英国のセイント・アンドルーズ大アジア安保専門家であるクリス・オグデン氏も、北朝鮮の主な敵は南朝鮮と米国、日本であって欧州ではないとし、「北朝鮮ミサイルの欧州脅威説」は外交的効果を得るための誇張宣伝である可能性があると評価した。

大勢を知らず、定見がなければ馬鹿扱いされるものである。

今、欧州連合(EU)が進めているNATO外の独自的武力創設の動きは、NATOに対する国際社会の視覚とそれの価値をよく物語っている。

力と強権によって左右される不公平な現国際関係において、国の自主権と生存権を守るための力を持つのは誰も否定できない主権国家の堂々たる権利である。

NATOは、問題の本質も知らず、定見もなしに南朝鮮のかいらいに踊らされて他人についてどうのこうのとせず、国際平和と安全を破壊する道具としての自分の存在を早く終える方がよかろう。

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