日本の外務省と北朝鮮の朝鮮労働党国際部が9月から11月にかけ、中国の地方都市で少なくとも3回、非公式に接触したという。共同通信が20日、複数の日朝関係筋の情報として報じた。
近年、日朝接触は双方の外務省同士で行われてきた。その一方、北朝鮮の金正恩党委員長は党重視の政権運営を行っており、党国際部のトップも正恩氏の最側近である李洙墉(リ・スヨン)党中央委員会副委員長が占めている。
だが、日本側ではアントニオ猪木参院議員が頻繁に訪朝して党国際部トップと会談しているものの、外務省は長らく接触してこなかった。党国際部と日本の政府当局者が接触するのは、2004年の第2回日朝首脳会談以来とみられる。