その生い立ちと、北朝鮮の劣悪な人権状況を批判するラップが世間の注目を浴びた。しかし、2回目のオーディションでは、緊張のあまり歌詞を忘れてしまい、落選した。
幸いにも、審査員を務めた俳優のヤン・ドングン氏の目にとまり、ラッパー、美大生、画家、北朝鮮の人権状況を証言するアクティビストの4足のわらじを履くことになった。
彼がラップを知ったのは、中国で息を潜めて暮らしていた頃。その反抗的なリリックは、指導者を褒め称える歌しか知らなかった彼には大きな衝撃だった。韓国にやってきた彼は、ラップの魅力にとりつかれ、ついにはプロのラッパーの座にのぼりつめたのだ。
「北朝鮮を知って」
カンさんは、聯合ニュースのインタビューに次のように答えた。