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寧辺(ニョンビョン)の核施設に、近隣の分江(プンガン)物理大学の卒業生100人が動員された。防護服とマスクを着用した上で作業にあたったが、しばらくして亡くなる人が続出した。10人は生き残ったものの、病気に苦しめられた。ある人は歩けなくなり、ある人は臀部と肛門に腫瘍ができた。またある人は30歳になる前に歯が全部抜けてしまった。

北朝鮮が核開発に力を入れ始めたのは1980年代からだが、現場で働く科学者や周辺住民の安全は二の次にされており、それは今も変わらない。

韓国の洪容杓統一相は、8月にカザフスタンで開催された国際会議で「咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州(キルチュ)郡豊渓里(プンゲリ)の核実験場から30キロしか離れていない村出身の脱北者によると、地域住民の多くが癌、心臓病、感覚異常、麻痺などの疾患を抱えている」と述べた。

統一省は、この地域出身の脱北者を対象に、健康調査を行う方針を示している。

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