人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

「自分は、夫が核開発に貢献したことへの『報酬』として提供された」 リさんがそのことに気づいたのは、結婚した後のことだった。

夫は性機能障害と、記憶力が減退する精神障がいを抱えており、まるで子どものように振る舞い、暴力まで振るったという。

そんな夫に耐えられなくなったリさんは、結婚から半年で離婚届を提出した。ところが、当局から返ってきたのは、離婚許可ではなく、収容所送りという刑罰だった。何とか生きながらえ、脱北して韓国にやってきた父親を通じて、イ院長に窮状を訴えたという。

自身も脱北者であるイ院長は、「北朝鮮の核開発に携わっていた男性と結婚させられ、DV被害者となった女性が大勢いる」と述べた。また、核開発に携わった多くの人が死亡したり、障がいを負ったりしているとし、証言者が自身の親戚から聞いたという、次のようなエピソードを紹介した。