2016年の北朝鮮を振り返る(10)

金正恩党委員長は、様々な情報が北朝鮮国内に流入することを非常に警戒している。とりわけ2016年は、韓流ドラマをはじめとする海外の娯楽系の動画コンテンツの拡散・視聴に対して厳しく取り締まる姿勢を示した。

それは、金正恩氏が6月20日に出したある指示からもわかる。正恩氏の指示によって、秘密警察である国家安全保衛部(以下、保衛部)傘下に「620常務」なるタスクフォースが組織され「不法映像物」の取り締まりが強化されたのだ。

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北朝鮮では2000年以後、韓流ドラマや海外動画などの裏コンテンツが爆発的に拡散した。その理由は単純明快、北朝鮮当局がラジオ・テレビで流すコンテンツがあまりにもつまらないからだ。