「ハタハタは、オスと卵を持ったメスとの価格差が非常に大きい魚だが、北朝鮮の業者はオスメスを一緒くたにして麻袋に入れている。こんな状態では中国の業者はもちろん、韓国の業者も手を出そうとしない。なんでこんなことをしているのか、理解に苦しむ」
さらに、北朝鮮産のハタハタは、体長が15センチに満たない小ぶりのものばかりだというのも、不人気の理由の一つだ。ちなみに価格は1トンで5500元から6000元(約9万2000円〜10万円)だという。
「こんなに売れないんだったら、中国に輸出するよりも、金正恩氏が約束したとおり、北朝鮮の人々に配給したほうが、よっぽど(体制宣伝の)効果がある」(情報筋)