ハタハタ漁が最盛期を迎え、北朝鮮は中国への輸出に力を入れている。ところが、売れ行きがあまり芳しくないと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
北朝鮮国営メディアによると、金正恩党委員長は先月、各地の水産事業所を視察。山のように積み上がったハタハタを見た金正恩氏は、「人民軍水産部門の従業員が獲り入れた魚を適時に処理できなくて苦心していると言うがどんなにいいことだ、疲れてもこのように幸せなことを聞く時には新たな力が沸き、働く甲斐を感じる」と述べ、ご満悦の様子だったという。
(関連記事:金正恩氏、北朝鮮軍「8月25日水産事業所」を現地指導)こうした中、北朝鮮の貿易会社は、外貨稼ぎのためにハタハタを中国に輸出したものの、中国の業者、消費者の反応が今ひとつ芳しくないという。