金正恩氏の指示に基づき、当局は全国各地の苗木を育てる施設を拡充し、緑化事業を進めている。しかし、山にある個人耕作地を取り上げ、苗木を植えるという強引な方法が反発を呼んでいる。
(関連記事:北朝鮮「個人の畑に苗木を植えて世話しろ、4年経ったら取り上げる」指示にボヤく住民)一方で当局は、山林を監督する人員も大幅に増員。禁止となった薪集めの取り締まりに当たらせているが、一向に減る気配を見せていない。
石炭より薪が人気
北朝鮮では全国的に石炭が使われているが、両江道の人々は薪にこだわる。薪は手間がかからず、火力が強く、安価だからだ。薪集めは禁止されているが、市場での売買はどういうわけか禁止されてない。