中国遼寧省の丹東市は中朝貿易の要であり、物量の8割が通過する。しかし、国連安保理で今年1月に採択された制裁2270号で打撃を受けた。
さらに、北朝鮮が9月9日に強行した5回目の核実験を受けて、国連安保理は石炭輸出の制限を含む新たな制裁2321号を採択。制裁不況に苦しめられていた丹東市にもたらされた新たな制裁のニュースは、地域経済に暗い影を落としていると、中国人民日報系の英字紙グローバル・タイムズが報じた。
貿易区がシャッター通り化
同紙の記者は、市の郊外にある「中朝辺民互市貿易区」の市場を訪れた。