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光州市は、脱北者の暮らしを安定させるために、教育庁、警察庁、光州雇用支援センター、大韓赤十字社などと共同で「光州広域市北韓離脱住民地域協議会」を2007年11月に立ち上げ、支援を行っている。しかし、依然として貧困に苦しむ脱北者は多い。

報告書では、地域の脱北者の実例を取り上げているが、その中からいくつか紹介する。

(1)キム・ヨンナンさん(仮名、35歳、女性) のケース

2012年、2度の挑戦で脱北に成功。中国を経て、子供の頃からの夢だった看護師になりたい一心で韓国にやって来た。当時11歳の息子(現在15歳)と共に光州市で暮らすことになった。専門学校に1年通って、准看護師になり、市内の眼科で2014年から働いている。